長引く偏頭痛はつらいものです。しかし原因がわかれば、ならないようにする対策もたてやすいのではないでしょうか。この記事では、偏頭痛の症状や原因、対策を説明します。また、どうしても良くならない場合に整体院でのマッサージも提案いたしますのでぜひご参考ください。
1. 偏頭痛の症状
まずは代表的な偏頭痛の症状を挙げます。ズキズキとした痛み、こめかみから目のあたりの痛み、頭全体の痛みですが、人によってもさまざまです。
1-1. ズキズキと痛む
頭の片側や両側がズキズキ痛むという症状です。痛みが脈打つような感じで規則正しく、4時間くらいの場合もありますが、何日か続くこともあります。余りにひどいと頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐が伴い、寝込んでしまうこともあるでしょう。
1-2. こめかみから目のあたりが痛い
こめかみから目のあたりが痛いというケースもあります。発作的に痛く、目がちかちかする、光が見えるという方もいます。光がつらくなり、暗いところに行きたくなることもあるでしょう。
1-3. 頭全体が痛い
片側のみでなく、急に頭全体が痛くなるケースもあります。しめつけられるように感じることもあるでしょう。普通型偏頭痛ともいわれます。
2. 考えられる偏頭痛の原因
考えられる偏頭痛の原因はさまざまですが、代表的なものを4つ挙げます。精神的身体的ストレス、寝すぎや睡眠不足、筋肉の緊張、食物の刺激です。
2-1. 精神的身体的ストレス
精神的身体的ストレスを受けたときに偏頭痛が起こることが考えられます。完璧主義、努力を重ねる、真面目、神経質といった人がなりやすいと言われます。
2-2. 寝すぎや睡眠不足
人には適正な睡眠時間がありますが、その時間を越えて寝すぎた、逆に仕事などでムリして睡眠不足という状態の時に偏頭痛が起こることがあります。いずれにしても、偏頭痛と睡眠には密接な関係があると考えられています。
2-3. 筋肉の緊張
肩こりなどの筋肉の緊張のために偏頭痛になることも考えられます。パソコンで長時間同じ姿勢をしていたために、筋肉が緊張して肩や首が凝っているというケースも多いでしょう。
2-4. 食物の刺激
人にもよりますが、チーズやワイン、チョコレートなどが頭痛を誘発するという考え方もあります。こうした食物が体に何らかの刺激を与えている可能性も否めません。
3. 試してみたい偏頭痛の対策
生活に支障が出る偏頭痛なので、何とか避けたいものです。ストレスを溜めないことはもちろんですが、その他にも考えられる偏頭痛を避ける対策をご紹介します。
3-1. 人混みを避ける
人混みは騒音も伴うので、頭痛を誘発することがあります。なるべく人混みを避けた静かな場所を歩くなど、日常生活を工夫することで改善できるでしょう。
3-2. 規則正しい生活
寝すぎや睡眠不足を避けるように、規則正しい生活を送ります。たとえば朝は6時に起きる、夜は23時に寝るなど、決めておくと良いでしょう。また、寝不足になるような仕事をためないなどの工夫も必要です。
3-3. 特定の食品を控え、和らげる食品をとる
前述したとおり、ワイン、チーズ、チョコレートなどは人によって頭痛を誘発する場合があります。こうした食品をとったあとに偏頭痛が起こったという方は、これらの摂取を控えましょう。
逆に偏頭痛を和らげる食品はビタミンB2、マグネシウム、ビタミンC、E、A、トリプトファンを含むものです。豚肉、卵、大豆、焼きのり、うなぎ、ごま、ほうれん草、魚介類、イチゴ、じゃがいも、落花生、バター、牛乳、ニンジンなどの食材を積極的に食生活に取り入れてみましょう。
3-4. 冷やしたり休んだりする
偏頭痛は温めるよりも冷やす方が良いと考えられています。偏頭痛が起こったら、氷などで頭を冷やす、ゆっくり休むということでおさまることもあります。
3-5. マッサージする
目に痛みを感じたら目の疲労が考えられるので、眉間にある攅竹(さんちく)というツボをつまむような感じでマッサージしましょう。
頭頂部の百会(ひゃくえ)が効くこともあるので、刺激します。下に向かって、心地よく感じる程度に3~5分押してみてください。